歯科用インプラントとは天然歯根の代用となる人工歯根のことです。
インプラント本体は外科手術により顎の骨に埋め込みます。
埋め込まれたインプラントは、平均6~12週間の治癒期間を経て骨にしっかりと結合します。
インプラントの上に入れる歯には、大きく分けて下記の3種の方法があります。
インプラントのヘッドにセメントを用いて歯を接着する方法です。
利点
よく噛める。
ネジ穴がないので見た目がきれい。
欠点
トラブル(歯がかけた)が起きた時に上部構造を壊してしまわないと取り外せない。
※インプラント本体には影響がありません
インプラントのヘッドと歯をネジで止めます。
利点
定期健診などの時に歯医者さんで外してもらい、インプラントと歯肉の境目を清潔することができる。
欠点
ネジ穴が見える場合がある。
インプラントのヘッドに棒状または球状の維持装置を取り付け、入れ歯を固定する。
利点
1本ずつ歯を固定するより安価。
欠点
毎日取り外してきれいに洗浄しなければならない。
1. ご来院
まずは、お電話にてご来院の予定日をご予約ください。
ご予約は、直接ご来院いただいても、対応可能で御座います。
2. インフォームドコンセント
インプラント治療を始める前に、院長先生と様々お話をしていただきます。
お口の中の状態や、歯・歯ぐきの状態、骨の状態、など
患者様一人一人、状態は違いますので、治療方針も違います。
細かい部分まで、治療方針は決めていきます。
治療にかかる費用や、今後の治療スケジュールなどもしっかり話します。
一人一人に合わせた治療方針を決めていきますので、
疑問点や不安なことなど、しっかり話してクリアにします。
最後に、次の来院日を予約していただき終了です。
3. 治療開始
インフォームドコンセントで決定した内容で、治療を進めていきます。
気になることは、その都度確認していただけますので、
安心して治療が受けられます。
J-TACは、リドカインとテトラカインの2種類の麻酔剤と
フェニレフリンという強力な血管収縮剤を成分としています。
フェニレフリンは、作用時間が長く、
麻酔薬の体内吸収を抑制するだけでなく、
局所部位に長時間、留まることができます。
【禁忌】
甲状腺機能亢進症、徐脈、心筋症、
又は重症動脈硬化症の高齢患者には
絶対に使用しないでください。
◆a-PDT(antimicrobial PhotoDynamic Therapy)は光線力学療法と呼ばれる薬を使わない光による殺菌システムです。
歯周病の現状
25歳以上の約80%の人が歯周病と言われています。
歯周病は歯茎や骨に大きなダメージを与えるため、
進行すると歯が抜け落ちてしまいます。
人の口の中には約500種類以上の細菌が生息しています。
その中の数種類の菌が
歯周病を引き起こし炎症が起こり始めます。
従来、歯周病菌に対する処置方は抗生物質の投与が一般的でした。
しかし、抗生物質は細菌に対し非常に有効ですが、
長期使用により耐性菌が生産され、あまり効かなくなってしまうのです。
耐性菌増加問題
抗生物質の発明依頼、多数の耐性菌が体内に生産され現在問題になっています。
バイオジェルと呼ばれる染色液で歯周病菌を染めます。
このバイオジェルは光感受性物質と言い、
光を吸収すると化学反応が起こり活性酸素を大量に発生させる事が出来ます。
この生体に安全な活性酸素(一重項酸素)は細菌を殺す特徴があります。
当院ではa-PDT治療に「PACT300」システムを使用しています。
PACT300は人体に安全で、熱による侵襲も無く痛みを伴いません。
①バイオジェルを歯周ポケットに注入
②無熱レーザーを20秒間照射
③死滅した菌を洗浄
<治療例>
ほとんどの場合、1回~3回の処置で改善します。改善後も予防の為に6ヶ月おきの受診をお奨めします。
※治療回数には個人差があります
「PACT300」システムでは
感染対策のため一人一人の患者様に専用のバイオジェルを使用しています。
適応症
禁忌症
保険適応外の為自費診療になります。
詳しくはスタッフまでおたずね下さい。
インプラントのメンテナンスに有効です。
自分の歯と同じようにインプラントにも歯周病菌は発生してしまいます。
せっかく埋めたインプラントも
メンテナンスを怠ると周りの骨が溶けてしまい抜けてしまうことがあります。
一生使い続けるため定期的にa-PDT治療によるクリーニングをしましょう。
矯正中の歯周病治療に。
矯正治療でワイヤーを装着中は、ブラッシングが行き届きにくくなり歯肉炎等の症状が出ることがあります。
定期的なa-PDT治療で衛生的な口腔内環境を保ちましょう。